悩み

目標は頭で立て、心で叶える。〜インナーチャイルドと目標達成の深い関係〜

こんにちは、ジンです。

GMラボではこれまで、目標設定を「行動」「計画」「習慣」といった視点で紹介してきました。
でも実際の現場で感じるのは、行動できない理由の多くは“心”の中にあるということ。

スタッフの成長も、自分自身の挑戦も、
「どうすればやる気が続くのか?」
「なぜ同じ目標でも人によって結果が違うのか?」
──答えは、内側にいる自分たちにあります。


人の中には、4人の自分がいる

心理学では、人の心の中に「内なる家族」がいると言われています。
それが次の4つです。

  1. インナーチャイルド(内なる子ども)

  2. インナーマザー(内なる母)

  3. インナーファザー(内なる父)

  4. インナーアダルト(内なる大人)

この4つがそれぞれ役割を持ちながら、私たちの行動・判断・感情を動かしています。
目標達成をスムーズに進めるためには、この4つの心の関係性を整えることが欠かせません。


インナーチャイルド:原動力の「ワクワク」を持つ子ども

「これをやってみたい!」という純粋な気持ち。
それがインナーチャイルドです。

目標を立てるときのモチベーションの源。
でも、過去の経験で傷ついたチャイルドは、こう囁きます。

「どうせ自分には無理」
「また怒られるかもしれない」

この声を無視して行動しても、どこかでブレーキがかかります。
だから大切なのは、チャイルドの声を聞き、癒してあげること。
「大丈夫、今回は一緒にやってみよう」と寄り添う姿勢が、再び“やる気”を引き出します。


インナーマザー:安心と信頼を育てる母の声

失敗を恐れずに挑戦を続けるためには、「自分を信じる力」が必要です。
その力を育てるのがインナーマザー。

  • 「うまくいかなくても大丈夫」

  • 「あなたはちゃんとやれてるよ」

こうした内なる優しい声がある人ほど、折れにくく、成長を続けられます。
マザーが弱い人は、自分に厳しすぎたり、他人と比較して落ち込みやすくなります。

目標達成は、励まし合いの中でこそ継続する。
それはまるで、美容室のスタッフ同士が自然に支え合う関係のようです。


インナーファザー:方向性と行動を生む父の声

目標を現実に近づけるには、計画と行動が必要。
その力を担うのがインナーファザーです。

  • 「まず行動してみよう」

  • 「約束は守ろう」

という内なる父の声が、私たちに規律と方向を与えます。

ただし、強すぎると自分を追い込みすぎてしまう。

「まだ足りない」
「もっとやらなきゃ」
この状態が続くと、燃え尽き症候群になります。

理想は、導くけれど追い詰めない父親像
優しさと厳しさを両立したインナーファザーこそ、持続的な成長を支えます。


インナーアダルト:バランスを取る冷静な大人

そして4人目がインナーアダルト。
この存在は、他の3人(子ども・母・父)を俯瞰して見つめ、バランスを取ります。

チャイルドの願いを聞き、
マザーの優しさで支え、
ファザーの規律で行動に変える。

そのプロセスを冷静に整えるのがアダルトです。
目標を現実に変える「マネージャー」のような存在ですね。


4つの心で見る、目標達成のプロセス

段階内なる存在役割失敗しやすいパターン
1チャイルドやりたい!という情熱傷ついてやる気が出ない
2マザー自分を励ます・安心を与える自己否定が強く、継続できない
3ファザー計画と行動を促す厳しすぎて続かない
4アダルト調整と現実判断感情・行動がバラバラになる

この4つの連携がスムーズに働いていると、
「やる気 → 継続 → 成果」のサイクルが自然に回ります。


目標が“折れる”瞬間とは

「やりたいのにできない」
「続かない」
「モチベーションが上がらない」

それは行動の問題ではなく、心の声のどれかが偏っているサインです。

  • チャイルドが弱ると → ワクワクを失う

  • マザーが弱ると → 自信を失う

  • ファザーが強すぎると → 息切れする

  • アダルトが不在だと → 方向を見失う


ビットでの実例:心のバランスが変化を生む

スタッフの教育の中でも、このバランスの大切さを実感しています。
たとえば、「売上を伸ばしたい」という目標。

最初は「できるかな…」と不安そうだったスタッフが、
・仲間から励まされ(マザー)
・小さな成功を積み重ね(ファザー)
・「楽しい!」と感じ始め(チャイルド)
・冷静に振り返れるようになる(アダルト)

この流れを繰り返すことで、確実に変化していきます。


まとめ:目標達成は、心の4人とチームを組むこと

目標を叶えるには、戦略や努力ももちろん必要です。
でもそれ以上に大切なのは、心の中の4人が同じ方向を向くこと。

チャイルドが夢を描き、
マザーが信じて支え、
ファザーが行動を導き、
アダルトが現実を整える。

このチームワークが整うと、
目標は「頑張るもの」ではなく「自然に近づいていくもの」になります。

言葉の使い方が未来を変える 〜セルフトークの力〜前のページ

心のエネルギーの向きで、人生は変わる次のページ

ピックアップ記事

  1. 欲しい未来を書き出す具体的な方法|行動につながる目標設定の第一歩

  2. 1年の終わりに 。ありがとうを伝えたくて

  3. 自分は凄いんだ、という暗示をかける技術 〜日本人の謙虚さと自己肯定感のジレンマ…

  4. 感謝と謙虚さを忘れずに。ありがとうとおかげさま|人としての成長を導く心の姿勢

  5. 目標に欠かせないタイムマネージメント

関連記事

  1. 未来へ向かう分かれ道に立ち、前に一歩踏み出そうとする30代の日本人男性。柔らかな光が差し込む明るい未来の道と、不安を象徴する影のある道が広がり、男性は強い表情で前を見据えている。画面下に太めの白い文字で『違いをもたらす違い 実践編。』と表示されている。

    目標設定

    違いをもたらす違いの実践編 「行動の方向を変えて結果を変える方法」

    前回のブログでは、目標設定に潜む落とし穴としてやった感に満足してしまう…

  2. 新年の朝の街並みの中で前向きな表情を浮かべる日本人美容師が、仕事とプライベートのバランスを大切にする1年の始まりを象徴しているアイキャッチ画像

    目標設定

    美容師の皆さんへ 。1年のスタートに大切にしてほしいこと

    美容師の皆さん、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお…

  3. 夕方の柔らかな自然光が差し込む静かなカフェで、ノートを前に考え込む30代の日本人男女の後ろ姿。言葉にできない違和感と向き合いながら、落ち着いた時間を過ごしている様子を、アニメ風セミリアルでハイキーに描いたイラスト。

    目標設定

    目標という言葉が苦手な人へ 。なぜ違和感を感じてしまうのか

    目標と聞くと、少し身構えてしまう人が多いように感じます。やりたいこと。…

  4. 朝の柔らかな光に包まれた美容室のような明るい空間で、30代前半の日本人女性美容師が微笑んで立っている。 茶色のミディアムヘアに、同系色のシャツを着ており、清楚で親しみやすい印象。 背景は淡いブルーとオレンジのグラデーションで、光の粒子が優しく漂っている。 上部には優しいピンク色の文字で「自分に正直になる」とアーチ状に描かれ、前向きで温かい雰囲気のアニメ風イラスト。

    目標設定

    目標を継続させるためのコツ|自分に正直なる

    こんにちは、GMラボのジンです。このブログは、美容師になりたてのア…

  5. 「鏡越しに自分を見つめる女性美容師のイラスト。理想と現実のギャップを表現」

    悩み

    第1回:なぜ美容師は辞めてしまうのか?

    【美容師の悩みと成長シリーズ】美容師として働く中で、多くの人が…

  6. やることリストとスマートフォンが置かれたデスクを前に、時間の使い方を見直そうとする日本人男性を描いたアイキャッチ画像

    悩み

    時間がないと嘆いてしまう人へ。時間をうまく使う方法

    時間がない。気づいたら一日が終わっている。やりたいことはあるのに、手を…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事
  1. 評価について 。見える評価と、本当に大切なもの
  2. 感性を磨いていきましょう! 美容師として、人として成長し続…
  3. 仕事始めに考える 。丙午の年をどう生きるか
  4. 1年の終わりに 。ありがとうを伝えたくて
  5. 感謝できる人は強い。応援されてきた1年を振り返る
  1. 悩み

    感情・思考・身体はつながっている 〜心が動かないときは体を動かそう〜
  2. 悩み

    新人でも売上をつくれる構造を仕組みに落とすと、教育は一気に楽になる
  3. 悩み

    限界を決めるのは自分次第 〜マインドブロックを外し、可能性を動かす〜
  4. 二股の道の前に立ち、どちらの道へ進むべきか考えている30代日本人男性の後ろ姿を描いたアニメ風イラスト。左側の道は薄暗く惰性を象徴し、右側の道は明るい光が差し込む未来への道。全体は柔らかい光とパステル調の色合いで描かれ、『違いをもたらす違い。』という言葉が下部に表示されている。

    目標設定

    違いをもたらす違い 。目標設定で陥る「やった感」から抜け出す方法
  5. 悩み

    「口が上手い」信頼される人と怪しまれる人の違い
PAGE TOP
目次