気づき

お金の価値とは何か。震災の日に考えた「働く意味」

東日本大震災が起きてから15年。

あの日、日本は大きく揺れました。
テレビに映し出された東北の景色は、言葉にならないほどの衝撃でした。

町は流され、家は崩れ、日常が一瞬で消えてしまった。

あの映像を見ながら、僕はずっと考えていました。

「今、自分に何ができるのか」

仙台に住んでいる親戚がいたので、
何か送れないか、何かできないかと考えていました。

そのとき、強く思ったことがあります。

それは

お金の価値とは何なのか

ということです。

「働くとは何か ― 仕事の本質と人生のつくり方」シリーズとしてこれから5回に分けて書いていきたいと思います。


お金は本当に価値なのか

震災のとき、スーパーやコンビニの商品は一瞬でなくなりました。

ガソリンスタンドには長い列ができ、
どこに行っても物がない。

財布の中にお金があっても、
商品がなければ意味がない。

電子マネーも、カードも、
結局はただの数字です。

お金は便利です。

しかし、あの状況では
お金は生きる力にはならなかった。

必要だったのは


食料
衣服
暖かい場所

そして何より

人の助け

でした。

人はお金で生きているのではなく

命を支えるものと、人とのつながりで生きている。

そう強く感じました。


お金は幻想なのか

お金というものは、よく考えると不思議です。

紙幣はただの紙。
電子マネーはただの数字。

それなのに価値がある。

なぜか。

それは

みんなが価値があると信じているから。

つまり、お金は

共通の幻想

とも言えるのかもしれません。

政治や国家がその価値を決め、
為替によって価値は毎日変わる。

絶対的なものではありません。

それでも社会を動かしているのは、
人々の「信じる力」です。


お金のもっと奥にあるもの

僕は何年も前から、お金のルーツをずっと考えていました。

物々交換の前には何があったのか。

その奥にあるものは何なのか。

僕はこう考えています。

お金のルーツは

供物

ではないかと。

昔、人は神様にお供えをしました。

豊作を祈る。
命を守ってもらう。
恵みに感謝する。

そこには

「こうなってほしい」

という願いがあります。

そして

「ありがとう」

という感謝があります。

つまり供物とは

人の思い

です。

思いが形になり、
価値が生まれ、
交換が生まれ、
貨幣が生まれた。

僕はそんな流れがあったのではないかと思っています。


同じ物でも価値は違う

例えば同じ商品でも

一生懸命働いて買ったものと
セールでなんとなく買ったものでは

感じ方が違います。

物は同じでも

そこに込められた思いが違う。

つまり価値とは

物ではなく

人の思い

なのです。


働くということ

僕は美容師という仕事を長く続けてきました。

そしてお店を経営して
二十年以上が経ちました。

もし「お金儲け」だけを考えていたら
ここまで続かなかったと思います。

美容室は

ただ髪を切る場所ではありません。

お客様が元気になったり
前向きな気持ちになったり
人生の節目を迎えたり

人の人生の時間が流れている場所です。

だから僕たちは

人の人生に触れている仕事

なんです。

そこに思いがなければ
ただの作業になります。

でも思いを込めれば
それは価値になります。


若いスタッフや若者へ伝えたいこと

これから社会に出る人や
働いている若いスタッフに伝えたいことがあります。

お金を稼ぐことは大切です。

でも

お金を目的にしないこと。

本当に大切なのは

誰かの役に立つこと。
価値を生み出すこと。
思いを込めて働くこと。

その結果として

お金がついてくる。

この順番を間違えてしまうと
仕事はつまらなくなります。


働くことは人生を作ること

仕事とは

生活費を稼ぐためだけのものではありません。

仕事とは

人生を作るもの

です。

思いを込めて働けば

人に喜ばれ
信頼され
仲間が増え
社会の中で居場所ができる。

それが

働く喜び

だと思います。


今日という日に思うこと

震災の日になると
あの日のことを思い出します。

人はいつ何が起こるかわからない。

だからこそ

今日をどう生きるのか。

誰のために働くのか。

何を大切にするのか。

それを考える日でもあります。

お金は大切です。

でもそれ以上に大切なのは

人の思い

です。

その思いを込めて働く人がいるから
社会は回っています。

そしてその思いがあるからこそ
ビットは二十年以上続けることができました。

これからも

お金ではなく

価値を生み出す仕事

をしていきたいと思っています。

「働くとは何か ― 仕事の本質と人生のつくり方」シリーズとして書いていくのでお楽しみにしてください

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