運を味方にする 〜“なんとかなる”の本質〜
こんにちは、GMラボのジンです。
目標を立てて行動していると、どうしても「自分ではコントロールできないこと」に出会います。
それが天候だったり、タイミングだったり、人との巡り合わせだったり。
そんなとき、あなたはどう考えますか?
「もうだめだ」と思うか。
「まぁ、なんとかなる」と思うか。
今日は、僕自身が実際に経験した“お祭りでの出来事”を通して、
「運を味方にする生き方」 についてお話ししたいと思います。
1. 台風接近の中で迎えたお祭り
一昨日まで、地域の秋祭りでした。
僕は毎年この祭りの会長として、実行側として関わっています。準備から運営、当日の段取りまで多くの人と協力しながら進めています。
ところが、今年はタイミング悪く台風が接近。
天気予報は刻一刻と変わり、「果たして無事に開催できるのか…?」という不安が広がっていました。
協力者の出欠確認や、雨天時の対応はできても、
“人がどれだけ集まるか” までは誰にもわかりません。
このとき、頭をよぎった言葉があります。
「人事を尽くして天命を待つ」
まぁ、ここまでやったんだからなんとかなるでしょう。って。
2. 「なんとかなる」は根拠のない楽観ではない
僕はこの言葉、「なんとかなる」が大好きです。
でも誤解しないでほしいのは、根拠のない楽観ではないということ。
「なんとかなる」は、「やるべきことをすべてやった人だけが言える言葉」なんです。
準備不足のまま「まぁなんとかなるだろう」と言うのは、
どこか他人任せで、責任を放棄しているような逃げや諦めの言葉。
でも、できる限りの準備をして、あらゆるリスクを想定して、
「これ以上はもう祈るしかない」と思える状態に立ったとき、
その「なんとかなる」は信念と覚悟に変わる。
これが、本当の意味で運を味方につける人の考え方だと思います。
3. 不安を一つずつ解消するというプロセス
正直なところ、台風のニュースを見た瞬間は胃が痛くなりました。
なんでこのタイミングで?
週間天気を何度みたことでしょうか。
でも、僕はこう考えを切り替えました。
「不安は“やるべきこと”を教えてくれるサインだ」
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テントの固定は十分か?
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設営時の雨対応は?
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食材をどこに保管する?
買い出したらキリがありません。
こうした不安を一つずつ潰していくうちに、
心の中で少しずつ「やれることはやった」という確信が生まれていく。
この確信が、最後に「なんとかなる」に変わる瞬間なんです。
人は、準備を重ねることでしか自信をつくれません。
だからこそ、「なんとかなる」は積み重ねの証でもあるのです。
4. 科学的にも裏づけられた「前向き思考の力」
「運が悪い」と思っている人ほど、本当に運が悪くなる――。
これには心理学的な根拠があります。
心理学では「自己成就予言」と呼ばれる現象があります。
簡単に言うと、「こうなるだろう」と思っていることが、無意識の行動を通じて本当に現実になってしまう、というものです。
つまり、「どうせうまくいかない」と思って準備を怠れば、本当にその通りの結果になる。
逆に「きっとうまくいく」と信じて行動すれば、注意深さや集中力が増し、結果的に成功する確率が上がる。
言葉や思考は、脳に対するプログラムのようなもの。
「なんとかなる」と口にすることは、自分の脳に「冷静に行動しよう」という指令を出す行為でもあるのです。
5. 運を味方にする人の共通点
では、運を味方にできる人とはどんな人でしょうか?
それは、「準備をしながら希望を持ち続ける人」です。
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想定外を想定する。
最悪のケースもシミュレーションしておく。 -
行動を止めない。
小さなことでも“できること”を続ける。 -
人とのつながりを大切にする。
「運」は人を介してやってくることが多い。 -
言葉の力を信じる。
「できる」「大丈夫」「ありがとう」といった言葉は、
脳にポジティブな回路を作り、行動をスムーズにする。
この4つを実践している人ほど、不思議とチャンスを引き寄せやすいんです。
運を味方にする内容を書いた書籍はたくさんあります。僕もたくさん読んできました。
結局どの本にも運を味方するには人としてのあるべき姿について書かれているんです。
笑顔や挨拶、掃除や感謝。
6. 「人事を尽くして天命を待つ」の意味
この言葉は古くから日本にある格言ですが、
現代のビジネスや目標設定にも深く通じています。
「人事を尽くす」とは、やれることを全力でやること。
「天命を待つ」とは、結果を受け入れる覚悟を持つこと。
つまりこの言葉の本質は、「執着せずに、信じきる力ともいえる」です。
僕たちはどうしても、結果をコントロールしようとしすぎてしまう。
でも、結果は人の手を離れた領域にある。
だからこそ、「ここまでやった」と言える状態をつくり、最後は潔く手放す。
決してスピリチュアルとは言い切ればいのではないでしょうか
その瞬間に、心は穏やかになり、運が味方してくれるのです。
7. 結果:お祭りはどうなったか?
宵宮当日、朝から空はどんよりと曇り。
時折、雨がポツポツと落ちてきました。
午後からは強い雨が降り出してきた場面もありました。
それでも、予想以上に多くの人が集まってくれました。
本祭当日は朝から曇り。気温ちょうどよく、神輿を担ぐ人には最高の日となりました。
熱気と笑い声で不安もどこかに吹っ飛びました。
終わってみれば、「やってよかった。本当にみんなありがとう」と心から湧き起こります。
そして改めて感じたんです。
「なんとかなる」は、行動した人の特権だと。
8. まとめ
目標を立てても、人生には予測不能なことが起こります。
でも、そこで不安になったときこそ、自分を試すチャンス。
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不安は、行動すべきポイントを教えてくれる。
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準備を重ねるほど、自信が育つ。
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結果を手放した瞬間、運が味方をしてくれる。
「なんとかなる」という言葉は、
努力を積み重ねてきた人だけが安心して言える“信頼の言葉”なんです。
そして、あなたが「やるだけのことをやった」と胸を張れる瞬間に、
運は自然とあなたの味方になっています。
次回のネタ
「挑戦する人のメンタルマネージメント」
努力の途中で折れそうになるとき、どう立ち直るか?
次回は、挑戦を続ける人の“心の整え方”についてお伝えします。
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