目標設定

小さな行動を習慣化する仕組みづくり|GMラボ式

こんにちは、GMラボのジンです。

前回の記事では「未来を書き出し、優先順位をつけて行動に落とす方法」をお伝えしました。
未来を描くだけでなく、優先順位を決めて一歩を踏み出すことが重要です。

ただし、多くの人が次に直面する課題があります。
それは「続かない」という壁です。
3日坊主という言葉があるように、人間はさぼるのが大好きな生き物です。
人間の持った防衛本能ですので落ち込む必要はありません。

今回は、どんな人でも取り組める 小さな行動を習慣化する仕組みづくり について解説します。


1. 習慣が未来をつくる

人の行動の多くは「習慣」によって成り立っています。
アメリカ心理学会(APA)の調査によれば、日常の行動の約40%は習慣的に繰り返される と報告されています。

つまり、私たちが「選んでいる」と思っている行動の多くは、実は潜在意識に刷り込まれたパターンに沿って動いているのです。

例えば、美容師の現場を想像してみてください。
シャンプーの手順やお客様との最初の挨拶、掃除のタイミング…。
これらは一つひとつ意識して考えているわけではなく、自然と身についた習慣によって動いています。

ビジネスパーソンにとっても同じです。
朝のメールチェックや会議の前に資料をまとめる行動などは、すでに「習慣」として潜在意識に刻まれています。

未来を変える一番の近道は、習慣を変えること。
大きな夢や目標は、日々の小さな繰り返しが積み重なって実現していきます。


2. 習慣化のコツは「小さく始める」

多くの人が挫折するのは、最初から大きすぎる目標を立てるからです。

  • 毎日1時間勉強する → 忙しい日はできない

  • 毎朝5km走る → 雨の日や疲れた日で途切れてしまう

こうして一度やめてしまうと「自分は続けられない人間だ」と思い込んでしまいます。

習慣化のコツは 「小さく始める」こと
本を1ページ読む、日記に1行だけ書く、腕立てを3回だけやる。

小さすぎて笑ってしまうくらいの行動から始めることが大切です。
なぜなら「ハードルが低い=潜在意識が抵抗しない」から。

美容師の練習でも同じです。
最初からモデルを仕上げる練習をするのではなく、ハサミの開閉を10分だけやる。
それでも「今日も練習した」という積み重ねが自信につながります。


3. 仕組みで習慣を定着させる

習慣を続けるためには、意思の力に頼らないことが重要です。
「やる気が出ないからやらない」という状態を避けるために、仕組み化 を取り入れましょう。

仕組み化の具体例

  1. 時間と場所を決める

    • 朝起きたら日記を書く

    • 歯磨き後にストレッチをする

  2. トリガー(きっかけ)をつくる

    • コーヒーを入れたら英単語を10個見る

    • 帰宅後に靴を脱いだら腕立てを5回する

  3. 見える化する

    • チェックリストに✔を入れる

    • カレンダーに習慣を記録する

私は実際に、毎日のトレーニングを「ジムに行ったらアニメを見る」というルールにしています。
ジムにいくのが面倒だとしてもアニメの続きが見たいからジムに行く。
結果的にジムに行くことができればその日は達成になるのです。

SNSに投稿するわけではありませんが、記録として残すことも「今日もやった」という実感が強化され、習慣が途切れにくくなります。

できた、できなかったを把握することも大切です。

がんばる、本気で取り組む、成長する。といったワードを目標にしてしまうとできたかどうかがわからなくなってしまうので注意しましょう。


4. 潜在意識を味方にする

潜在意識は「繰り返し」で書き換わっていきます。
最初は意識して取り組む小さな行動も、やがては「当たり前」に変わり、努力しなくても続けられるようになります。

とても重要なことは

これは筋肉のトレーニングと同じです。
最初は重たいダンベルを持ち上げるのに必死でも、繰り返すうちに筋肉がつき、自然にできるようになる。
習慣も同じく「繰り返し」が潜在意識を書き換え、無意識でも続けられる状態にしてくれます。


5. ビジュアリゼーションで習慣を強化する

もう一つ強力な方法が ビジュアリゼーション(視覚化) です。

  • ノートや手帳に「欲しい未来」を書き出す

  • 写真を貼り付けてみる

  • 目のつくところに置いておく

こうすることで「欲しい」という気持ちから「すでに手に入れている」という感覚に切り替わっていきます。

これは脳の仕組みによるものです。
脳は「想像」と「現実」の区別が苦手で、繰り返しイメージすることで「自分はできる」というセルフイメージを潜在意識に刷り込むことができます。

スポーツ選手が試合前に成功シーンをイメージトレーニングするのも、まさにこの効果を活用しているからです。


6. 習慣を支える「ご褒美」の力

行動を続けるには「小さなご褒美」も有効です。

  • 1週間続いたら好きなスイーツを食べる

  • 習慣が続いたら新しい本を買う

潜在意識は「心地よさ」とセットになると習慣を強化します。
だからこそ、ご褒美を取り入れることはとても合理的なんです。

SNSにて報告することもいいねをもらうという意味では効果的だと思います。

美容師の教育現場でも「今日よくできたら褒められる」「次のステップに進める」という小さな承認が、習慣化のモチベーションになります。
なによりも正しく行動を積み上げることができれば、自分自身で毎日の成長が視覚化されます。


まとめ

  • 人の行動の約40%は習慣でできている

  • 習慣は潜在意識に刷り込まれて自動化される

  • 続けるコツは「小さく始める」+「仕組み化」

  • ビジュアリゼーションで「できる自分」を潜在意識に刻む

  • 繰り返しと小さなご褒美が習慣を強化する

未来を変えるのは特別な才能や一度きりの努力ではありません。
潜在意識に刻まれる「毎日の繰り返し」こそが、大きな成果をつくり出す力 になります。


次回予告

👉 次回は「習慣を崩してしまったときのリカバリー方法」について解説します。

書き出した未来を行動に落とすための優先順位の決め方|GMラボ式前のページ

抽象的な目標から測れる目標へ。次のページ

ピックアップ記事

  1. 見えない恐怖。聞こえない事実 声から逃げずに向き合ったとき、未来は動き出す

  2. 目標に欠かせないタイムマネージメント

  3. 運を味方にする 「なんとかなる」の本質

  4. 自分の考えなんて当てにならない|視野を広げることで人生は動き出す

  5. 目標達成の全体像をつかむ5つの流れ

関連記事

  1. 2分割構図のアニメ風イラスト。左側には20代後半の日本人女性が美容室の控室で悩んだ表情で椅子に座り、暗めのグレーの背景で考え込んでいる様子。右側には同じ女性が明るいサロンフロアで前向きな笑顔を見せ、一歩踏み出した雰囲気。髪に軽い風が入り、未来に向かう生命感のある表情。全体として“迷いから前進への変化”を表現した画像。

    悩み

    勇気とは「勇ましい気」が動き出す瞬間 行動する力を育てるために必要なこと

    今日は「勇気」について話したいと思います。勇気とは 勇ましい気 と書き…

  2. 立ち止まって前を見つめる日本人男性と光の一本道が、無意識に避けている行動に気づく瞬間を象徴するアイキャッチ画像

    目標設定

    1年の締めくくり 振り返りが来年をつくる

    今年も残すところ、あとわずかになりました。街の空気や人の動きも、少しず…

  3. 目標設定

    自分の価値観を見つめる|目標は「本当に大切なこと」から生まれる

    自分の価値観を見つめる|目標は「本当に大切なこと」から生まれるこん…

  4. 昭和の茶の間で親と過ごす幼い自分と、現代のリビングで子どもと並んで座る現在の自分を左右に対比した16:9のアニメ風イラスト。過去と現在の家族の温かさを象徴し、右下に「家族は人生の中心」と表示された作品。

    特集記事

    家庭や家族は六分野の中心。 育った環境・親の躾・大人の家庭環境が人生に与える影響

    GMラボでは目標を設定する時や価値観を見つめ直す時は6分野に分けて考え…

  5. 目標設定

    フォーカスを変える|何に意識を向けるかで、人生は動き出す

    フォーカスを変える|何に意識を向けるかで、人生は動き出すこんにちは…

  6. 目標設定

    幸せな人生を送る3つのヒント

    こんにちは、ジンです。「幸せに生きたい」誰もがそう願いながら、日々…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事
  1. 評価について 。見える評価と、本当に大切なもの
  2. 感性を磨いていきましょう! 美容師として、人として成長し続…
  3. 仕事始めに考える 。丙午の年をどう生きるか
  4. 1年の終わりに 。ありがとうを伝えたくて
  5. 感謝できる人は強い。応援されてきた1年を振り返る
  1. 悩み

    考える力を鍛える〜思考を可視化する〜
  2. 目標設定

    幸せな人生を送る3つのヒント
  3. 目標設定

    目標設定の正しい手順が成果を左右する
  4. 朝の柔らかな光が差し込む広い屋外の空間に、20〜40代の日本人男性1人と女性2人が立ち止まり、未来を見つめている。 手前には「常識」と書かれた一本道があり、もう一方には「新しい自分」と書かれた道標が分岐している。 男性は「新しい自分」へ続く道を指差し、女性たちも希望に満ちた表情で同じ方向を見つめている。 全体はアニメ風・セミリアルなタッチで描かれ、柔らかな朝日と光粒子が漂う希望的な雰囲気。 右下には白い丸ゴシック体で「常識を超えろ」と表示され、前向きなメッセージ性が強いイラスト。

    目標設定

    美容業界の常識を覆すパラダイムシフト|目標とは新しい自分を手に入れること。
  5. 未来へ向かう分かれ道に立ち、前に一歩踏み出そうとする30代の日本人男性。柔らかな光が差し込む明るい未来の道と、不安を象徴する影のある道が広がり、男性は強い表情で前を見据えている。画面下に太めの白い文字で『違いをもたらす違い 実践編。』と表示されている。

    目標設定

    違いをもたらす違いの実践編 「行動の方向を変えて結果を変える方法」
PAGE TOP
目次