こんにちは、GMラボのジンです。
「どうせ自分なんて…」
「またミスしたらどうしよう」
「自分には無理かもしれない」
そう口に出したり、心の中でつぶやいてしまった経験はありませんか?
この“何気ない言葉”こそが、実は私たちの未来を大きく左右しています。
今回のテーマは「言葉の使い方が未来を変える」。
その中でも特に大切な “セルフトーク(自分との対話)”とアファーメーション(自己宣言) についてお話しします。
1. 言葉は「現実をつくるプログラム」
私たちが日々口にする言葉は、思っている以上に自分の行動や感情に影響しています。
「できない」「無理」「失敗したくない」――このような言葉を繰り返すと、脳はその言葉通りの現実を作ろうとします。
たとえば、
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「緊張する」と言うと、本当に体がこわばる。
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「今日はうまくいきそう」と言うと、集中力が高まる。
これがセルフトークの力です。
言葉は単なる音ではなく、自分の脳に命令を出す“プログラムのようなもの。
私は運が悪いと感じている人ほど、無意識にその予想に沿う行動を選びがちです。
これは心理学でいう自己成就予言という現象で、信じたことが現実をつくってしまう力があると考えられているんです。
2. アファーメーションとは何か
アファーメーションとは、
「自分に対して肯定的な言葉を繰り返し語りかけることで、潜在意識に望むイメージを刷り込む方法」です。
つまり、「なりたい自分を言葉で先取りする」習慣を身につけてみましょう。
例:美容師なら
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「私はお客様を笑顔にできる美容師です」
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「私はお客様から信頼される接客ができる」
社会人なら
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「私は仕事を通して人の役に立っている」
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「私は成長し続ける人間だ」
このような言葉を現在形で繰り返すのがポイントです。
3. なぜアファーメーションは効果があるのか
脳には「現実とイメージを区別できない」という性質があります。
つまり、「自分はできる」と強くイメージすれば、脳はそれを現実だと認識し、行動や思考をその方向に導くのです。
逆に「どうせ無理」と口にすれば、脳はその言葉を“現実”として処理し、挑戦する前にブレーキをかけてしまいます。
これは精神論ではなく、心理学や脳科学でも裏づけのある事実。
だからこそ「言葉の使い方」が未来を変えるのです。
4. 美容師の現場で起こる言葉のちがい
美容室の現場でも、セルフトークの違いははっきりと表れます。
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Aさん:「失敗したらどうしよう」
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Bさん:「お客様をきれいにすることに集中しよう」
結果、同じ技術を持っていても、Bさんの方が落ち着いて施術でき、満足度も高い。
日々の口ぐせや言葉の選び方が、仕事の結果すら変えてしまうのです。
5. 日常でできるアファーメーションの実践法
① 毎朝1分の言葉習慣
鏡の前で、自分に向かって言葉をかけてみましょう。
「私は今日も前向きに行動できる」「お客様に喜んでもらえる1日にする」
声に出すことで、心が整い、意識が切り替わります。
② ネガティブな言葉を書き換える
「疲れた → よく頑張った」
「難しい → やりがいがある」
言葉を一つ置き換えるだけで、感情が変わります。
③ 周りへの言葉も意識する
自分だけでなく、仲間にかける言葉も自分に返ってきます。
「ありがとう」「助かった」「さすがだね」
ポジティブな言葉が、チーム全体の空気を変える。
6. 続けるコツ
アファーメーションは、最初は少し照れくさいもの。
でも続けていくうちに、自然と「自分が発する言葉に責任を持とう」という意識が芽生えます。
言葉は使えば使うほど、力を持ちます。
習慣化することで、自分が理想とする思考・行動・結果を自然に引き寄せられるようになります。
7. まとめ
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言葉は自分の未来をつくるプログラム
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アファーメーションで理想の自分を“言葉で先取り”する
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ネガティブな口ぐせをポジティブに書き換える
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声に出し、毎日繰り返すことで潜在意識が変わる
“時は金なり”と言われるように、時間は資源ですが、言葉もまた人生の通貨です。
どんな言葉を使うかで、思考が変わり、行動が変わり、未来が変わります。
今日からあなたも、自分自身にこう語りかけてみてください。
「私は、なりたい自分に向かって進んでいる。」
その言葉が、未来の現実をつくり始める一歩になりますよ。
次回のネタ
「心のブレーキを外す 〜自分を止めている思い込みを外す方法〜」
セルフトークの次は「潜在意識」のテーマに進みます。
心のブレーキを外すことで、行動が自然と前向きになる仕組みをお伝えします。
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