自分の価値観を見つめる|目標は「本当に大切なこと」から生まれる
こんにちは、GMラボのジンです。
目標を立てても続かない。
やる気はあるのに、なぜかワクワクしない。
そんな時、問題はやる気ではなく価値観にあります。
価値観ってすごく曖昧ですよね。
価値観の相違で離婚してしまったという報道をみたことがあるかもしれません。
でも価値観ってすごく大切なので今日は価値観の見つけ方についても触れたいと思います。
人は、自分の価値観に合わない目標を立てても、
心の奥では納得できず、行動が続かないもの。
だからこそ、「何を大切にして生きたいのか」 を知ることが、
本当の目標づくりの第一歩なんです。
価値観とは「自分を動かす根っこの力」
価値観とは、あなたが「これが自分らしい」と感じる感覚のこと。
仕事・家族・健康・お金・成長・人間関係…。
どれも大事だけど、人によって優先順位が違う。
たとえば──
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「安定していること」が大切な人は、リスクの少ない道を選ぶ。
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「挑戦すること」が大切な人は、多少の不安を楽しめる。
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「人の役に立つこと」が大切な人は、仕事の目的に誰かの笑顔を求める。
どちらが正しいではなく、何に価値を置いているかの違いです。
価値観がずれていると、どんなに頑張っても疲れる
たとえば、周りの期待に応えようとして立てた目標。
「上司に言われたから」「評価されたいから」。
そんな目標は、どこか他人の人生を生きているような感覚になります。
やる気が出ないのは、怠けているからではなく、
心の価値観と目標がずれているから。
外側の基準で決めた目標は、
内側のモチベーションを引き出すことができません。
自分の価値観を見つける3つの質問
GMラボでは、自己評価の中で「自分が何を重視しているか」を掘り下げます。
ここでは、その考えをわかりやすくまとめた3つの質問を紹介します。
① どんな時に“心から嬉しい”と感じますか?
たとえば、感謝された時。挑戦できた時。安心できた時。
その嬉しい瞬間には、あなたの価値観が隠れています。
② どんなことに“怒り”や“違和感”を感じますか?
怒りやストレスは、価値観を侵された時に生まれます。
「なぜそれに腹が立ったのか?」を考えると、
自分が大切にしていることが見えてきます。
③ 「時間を忘れて夢中になれること」は何ですか?
没頭できること=本能的に価値を感じている分野。
それが、あなたが自然にエネルギーを注げる方向です。
価値観を整理するワーク
実際に紙に書き出してみましょう。
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自分が大切にしていることを10個書き出す
(例)家族、健康、自由、挑戦、仲間、安心、成長、安定、美しさ、貢献 -
その中から「上位5つ」を選ぶ
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選んだ5つを、なぜ大切に感じるのかを書いてみる
これをやるだけで、
頭の中が整理され、心がすっと軽くなります。
価値観から目標をつくる方法
価値観をもとに目標を立てると、
行動が自然に湧いてきます。
たとえば──
価値観 | 目標設定の例 |
---|---|
家族を大切にしたい | 家族と過ごす時間を月に◯回確保する |
成長したい | 3ヶ月で新しい技術を1つ習得する |
貢献したい | お客様に喜ばれる新サービスを提案する |
安心を求める | 生活リズムを整えて、心身のバランスを保つ |
目標は「やらなければならないこと」ではなく、
自分の価値観を表現する手段なんです。
美容室ビットでの実践例
スタッフ教育でも、
「何を目標にしたいか?」よりも先に、
「何を大切にしたいか?」を話します。
たとえば、
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お客様との信頼関係を築きたいというスタッフは、接客力を磨く。
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技術を極めたいというスタッフは、練習計画を立てる。
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チームに貢献したいというスタッフは、後輩指導に挑戦する。
価値観が明確になると、
「なぜそれをやるのか」がわかる。
すると、目標が“義務”ではなく“意欲”に変わります。
価値観を軸に生きるということ
価値観に沿って生きるとは、
周りと比べず、自分の軸で選択するということ。
人は、目標を達成するために生きているのではなく、
自分にとって大切なものを体現するため”生きている。
だからこそ、
「何を成し遂げたいか」より先に、
「何を大切にしていたいか」を考える。
価値観と目的はとても似ています。
理念を共有する大切さもこの部分になります。
それが、自分らしい人生の設計図です。
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