美容師として働く中で、
「最近、成長できていない気がする」
「数字ばかりを追って、心が疲れてしまう」
──そんな瞬間はありませんか?
アシスタントの頃は“できることが増える喜び”に満ちていたのに、
スタイリストになると、いつの間にか「売上」「指名」「リピート率」といった数字に追われる日々。
技術を磨く時間よりも、数字を意識する時間が増え、
お客様と向き合うよりも、結果に焦る自分に気づく。
けれど、「数字が伸びない=成長できていない」わけではありません。
むしろ、数字に悩む時期こそ、本当の成長を見直すタイミングです。
このブログでは、
美容師が成長できなくなる本当の理由を、
「数字との付き合い方」という視点から紐解いていきます。
第1回: 理想と現実のギャップ〜理想と現実の間にこそ、成長の種がある。〜
第2回:人間関係の悩み〜人間関係の悩みの解消法〜
第3回:やりがいを見失う瞬間〜やりがいは見つける力〜
第4回:数字の壁と自分の成長〜数字は、あなたの人生の一部にすぎない〜
第5回:続ける人と辞める人の違い〜継続する力を身につける〜
数字に追われる美容師たち
アシスタント時代は、技術テストに合格することが目標でした。
「シャンプー合格」「カラー塗布チェック」——努力すれば結果が見えた。
合格の印をもらうことが、自信につながっていました。
しかし、スタイリストになると、目標の軸が「技術」から「数字」へと変わります。
売上、指名数、リピート率、単価。
気づけば、1ヶ月の終わりに見ているのはカルテではなく売上表。
アシスタントの頃は「できたか・できないか」で評価されていたのに、
スタイリストになると「売れたか・売れないか」に変わる。
その変化に、心がついていけなくなる人も少なくありません。
数字に追われているうちは、数字は敵。
数字を理解した瞬間から、数字は味方になる。
数字と感情の揺れ
数字が良ければ嬉しい。悪ければ落ち込む。
それは自然なことです。
でも、その感情に振り回されると、
数字が自分の存在価値を決めてしまうように感じてしまう。
「先月より下がった」「あの子の方が上だった」——
そんな言葉が頭の中を巡るうちに、
やりがいがお客様の笑顔から競争にすり替わってしまう。
ここで大きく方向性が分かれます。
ひとつは、丁寧な仕事で信頼を積み重ねる職人タイプ。
もうひとつは、数字を意識しながら顧客を増やしていくビジネスタイプ。
どちらも美容師にとって大切な存在。
けれど現実には、評価されるのは「数字が大きい人」になりがちです。
数字を伸ばすことは素晴らしいこと。
でも、数字だけを見てしまうと、
美容師としての本質──「技術を通して人を笑顔にする喜び」が薄れてしまうこともあります。
数字は「上がる・下がる」で見れば波。
でも「積み重ね」で見れば、確実に右肩上がりの線になる。
数字を敵から味方に変える考え方
数字に苦しむ人ほど、まじめで努力家です。
「お客様をもっと喜ばせたい」という思いが強いからこそ、
数字が伸びないと、自分を責めてしまう。
でも、数字は決して敵ではありません。
見方を変えれば、それは「成長の軌跡を映す指標」なんです。
① 数字は「結果」ではなく「気づきの道具」
売上が下がる月は、「何かを変えるきっかけ」をくれる月。
数字はあなたに次の行動を教えてくれている。
② 数字は「他人との比較」ではなく「自分との対話」
誰かと比べるよりも、「昨日の自分」と比べる。
数字を「評価のものさし」ではなく、「気づきのノート」として扱う。
③ 数字は「冷たい評価」ではなく「ありがとうの数」
指名数は、またあなたに会いたいという感謝の数。
数字が上がるとは、信頼が積み重なっているということ。
そして、何より忘れてはいけないのは——
数字を作るのはお客様の喜びであり、信頼の証だということ。
数字を追うのではなく、数字を育てる。
それが美容師として、本当のやりがいを取り戻す第一歩です。
数字の先にある「本当の目的」
数字が上がるとき、それは心が整っているとき。
焦りがなく、笑顔で接客できているとき。
ありのままの自分が評価されるんです。
数字が下がるとき、それは自分を見つめ直すタイミング。
サボっていないか?ズルをしていないか?見直してみましょう。
数字の波は、心の波。
数字を見つめることは、自分を見つめること。
売上や指名は大事な指標だけど、それがゴールではありません。
数字の向こうにあるのは、信頼の積み重ねです。
数字が良かった月は「ありがとうをたくさんもらえた月」。
数字が落ちた月は「心を整えるチャンス」。
どちらも大切な学びのサイクルだと捉えましょう。
頑張ったからといってすぐに数字が伸びるわけではありません。
コツコツとお客様のためにできることをしていきましょう。
GMラボでは、数字を「報告」ではなく「対話のきっかけ」として扱っています。
数字が上がれば「何が上手くいったのか」をみんなで共有し、
数字が落ちた人には「どう支えられるか」を話す。
数字とは、チームで磨く信頼の記録。
そして、その信頼を作るのは心の在り方です。
数字の先にあるのは「人」。
だからこそ、数字を通して人を大切にすることが、
成長への一番の近道なんです。
まとめ
数字に疲れたとき、思い出してほしいのは、
数字はあなたの敵ではなく、あなたの味方だということ。
数字は努力の結果であり、信頼の証。
上がることも、下がることも“心の状態”を映すサイン。
数字を追うより、信頼を積み重ねることで、数字は自然に育っていく。
数字は、あなたの物語の一部にすぎない。
本当の成長は、数字の奥にある“人とのつながり”の中にある。
続ける人と辞める人の違い〜継続する力を身につける〜
継続できる人は強いんです!













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