こんにちは、GMラボのジンです。
人は誰しも「悩んでいる」と口にしますが、その正体を見極めると行動が変わります。
例えば美容師を例にしてみますね。
「スタイリストを目指すか、それともアシスタントで留まるか」という悩み。
一見、選択肢の間で揺れているように見えます。
しかしその裏側には “不安”という感情 が存在しています。
-
自分はスタイリストになれるのか
-
なれたとして活躍できるのか
不安があるからこそ「今のままでも良い」と自分を納得させようとする。
つまり、多くの場合「悩んでいる」のではなく「悩みを作り出している」のです。
■悩みの正体1:「思い通りにならないこと」
ほとんどの悩みは「思い通りにならないこと」に起因します。
もし「スタイリストになって必ず活躍できる」と保証されていれば、人は悩みません。
練習して合格し、お客様に評価される。
これ以上シンプルな答えはないからです。
しかし人は、まだ起きてもいない未来を想像して不安を膨らませます。
「人気スタイリストになれば休憩が減るのでは」
「休日がなくなるのでは」
こうした思い込みが、悩みを増幅させてしまうのです。
ポイント
思い込みや恐怖のの9割は起こらない事を覚えていると良いですよ。
■悩みの正体2:「取り巻く問題」
もう一つの正体は、自分を取り巻く外部要因です。
親の介護、職場の人間関係、家族の転勤…。
これらは避けられない現実のように見えますが、実際には多くが「他人に関すること」であり、自分ではコントロールできない領域です。
子どもが言うことを聞かない、配偶者が家事をしない、従業員が動かない。
これらは「自分の思い通りにしたい」という感情が、問題を問題らしく見せているにすぎません。
ポイント
自分自身の悩みなのか、他人に対しての悩みなのかを区別しましょう。
■解決の視点:「悩みを課題に変える」
重要なのは「悩み」を「課題」に置き換えることです。
試験に不合格だったとしましょう。
評価は上司が下したものですが、それ自体は問題ではありません。
「私はダメだ」と決めつける必要もない。
次の合格に向けて何を改善すればいいか。
その課題を明確にし、取り組めば良いだけの話です。
ポイント
評価による悩みは課題として置き換える。
■まとめ
-
悩みの多くは「思い通りにならないこと」から生まれる
-
外部要因に見える悩みも、その大半は「他人」に関すること
-
感情によって問題を大きく見せてしまっている
-
悩みは「課題」に変え、行動につなげることで解消される
経営でも同じです。
数字や人材育成の課題は「悩み」ではなく「解決すべき課題」です。
感情に引っ張られず、冷静に課題を設定し、改善を積み重ねていく。
それが次の成長へとつながっていくのだと私は考えます。
悩みは一人で抱えていると、どんどん大きく見えてしまうものです。
だからこそ、誰かに話してみることが大切。
美容室経営に限らず、スタッフ教育や働き方のこと、あるいは日常の小さな悩みでも構いません。
「どうしたらいいんだろう?」と感じたら、ぜひ私に相談してみてください。
第三者の視点で整理すると、「悩み」ではなく「課題」として取り組めるようになります。
そして課題に変えられた瞬間、前に進む力が生まれます。
悩みを軽くして、未来に向かう道筋を一緒に描いていきましょう。
そのサポートをするのが、私ジンの役割だと思っています。
この記事へのコメントはありません。