こんにちは、GMラボのジンです。
今日は僕自身の実体験を通して、「美容室をオープンした時に何を大切にしていたのか」についてお話ししたいと思います。
振り返ってみると、当時の僕は“目標”というよりも、想いに突き動かされていたような気がします。
結果的にその想いこそが、今のビットの価値観の原点になっていました。
美容室開業で一番大切にしていたのは「雰囲気」だった
美容室をオープンする時、多くの人が考えるのは「どうやって成功するか」「どうすればお客様が来るか」。
でも、僕が当時一番大切にしていたのは「どんな空気を作りたいか」でした。
お店の雰囲気です。
目指したのは、ふらっと立ち寄れるような、まるで友達の家みたいなお店。
人が集まって、笑い声が響くような場所。
それが、僕の理想の美容室でした。
「独立して店を持つこと」自体が目標ではありましたが、いまいちピンと来ていなかったんです。
もちろん、オープンさせるまでの準備や資金繰り、内装のことなど大変なことも多かった。
でもその中で一度も「成功したい」「有名になりたい」と思ったことはありませんでした。
むしろお店を出せばうまくいくと軽い気落ちで取り組んでいた気がします。
いま思い出すとぞっとしますよね。
ただ純粋に、「ここで誰かの笑顔を見たい」「人が集まる空間を作りたい」――その気持ちだけでした。
でも今思えば、それは僕自身の価値観だったんだと思います。
美容師として大切にしてきたのは「人としての成長」
スタッフに対して思っていたのは、「幸せになってほしい」ということ。
当時の僕はまだ経営者としての経験も浅く、数字のことも詳しくなかった。
それでも「スタッフには豊かになってほしい」「ここで働く時間が人生の誇りであってほしい」と強く思っていました。
技術があることは美容師として当然。
でも、それだけではお客様の心は動かない。
人として成長していく姿こそが、お客様の信頼につながるんです。
だからこそ、スタッフ教育で一番大切にしたのは人間性でした。
たとえば、「ありがとう」をきちんと伝えること。
相手の話を最後まで聞くこと。
小さなことの積み重ねが、人を信頼へと導いていく。
そう信じていました。
理念を考え始めたきっかけは「存在意義への問い」
オープンして間もない頃、ある会社の社長さんにこう聞かれたんです。
「ヘアーズビットって、何のために存在しているの?」
「このお店で、何を成し遂げたい?」
「ここで働くスタッフには、どうなってほしい?」
正直いうと、一つもまともに答えられませんでした。そんなこと考えたこともなかったんですから。
まったくの検討はずれの答えしか出せなかったんです。
「今まで頑張ってきたのでお店を出しました」
「スタッフには僕が思うような働きをして欲しい」
本当に恥ずかしい限りです。
それまでは目の前の仕事に追われていましたが、この問いを持った瞬間に、経営者としての意識が大きく変わりました。
美容室は髪を整える場所ではあるけれど、
それ以上に人を元気にする場所でありたい。
そして、働く人が自分の人生に誇りを持てる場所でありたい。
スタッフが幸せになるってどういうことだろうか?
そう考えるようになって、初めて「理念」や「ビジョン」という言葉を強く意識するようになったんです。
理念は「言葉を作ること」ではなく「想いを整理すること」
理念を作るというのは、難しい作業に感じるかもしれません。
でも僕にとってそれは、言葉を作る作業というより、想いを整理する作業でした。
「なぜ自分はこの仕事をしているのか」
「どんな人に囲まれて生きていきたいのか」
それを自分に問いかけながら、ノートに書き続けました。
すると、自然と一つの言葉が浮かんできたんです。
「関わる人々に喜びを与え、幸せを共有する。」
それが、ヘアーズビットの理念になりました。
美容室経営の原点は「価値観」から始まる
振り返ると、最初の頃に感じていた人が集まる場所を作りたいという想いが、
理念の形をとって今も生き続けています。
お客様が気軽に立ち寄り、スタッフが自然体で働き、
そこに笑顔が集まる――それが僕にとっての理想の美容室。
そして、スタッフ一人ひとりが自分の価値観に気づき、自分らしく輝いてくれることが、何よりの喜びです。
目標を立てることも大切ですが、
その前に「自分は何を大切にして生きていきたいのか」を見つめてほしい。
それが、あなたの人生を導く羅針盤になるから。
ビットという場所はその道標として存在しているのかもしれません。
もちろんスタッフだけではなく、現在もGMラボとして関わった人々に対して喜びを与えていきたいと思います。














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