悩み

感情・思考・身体はつながっている 〜心が動かないときは体を動かそう〜

感情・思考・身体はつながっている
〜心が動かないときは体を動かそう〜

こんにちは、GMラボのジンです。

「やる気が出ない」
「頭ではわかっているけど、動けない」
「なんだか気持ちがついてこない」

誰にでもそんな日がありますよね。

でも実は、やる気が出ないのは“意志が弱いから”ではありません。
感情・思考・身体のバランスがずれているだけなんです。

この3つは、それぞれ独立しているようでいて、
実はお互いに影響し合うトライアングルのような関係。
どれかが崩れても、他の部分が補ってくれるようにできています。

今日は、感情・思考・身体のつながりを理解しながら、
「やる気が出ない自分をどう立て直すか」を一緒に考えていきましょう。


1. 感情・思考・身体はひとつの循環

感情が落ちれば、思考はネガティブになり、体も重くなる。
逆に体を動かせば、感情が上向きになり、思考もクリアになる。

この3つは常に循環しています。
どれかが止まれば、他も止まり、
どれかが動けば、他も自然に動き出す。

つまり人間の仕組みは、「全部を整える」よりも、
どれかひとつを動かせば他がついてくるようにできているんです。


2. 掃除が面倒だと思ったときの心理変化

たとえば、こういう経験はありませんか?

「掃除、めんどくさいな…」と思いながらも、
とりあえず机の上を片づけ始めたら、
次第に“もっときれいにしよう”“他の部屋もやってみよう”と
気持ちが変わっていった――。

最初に動かしたのは「身体」だけ。
でも、動くことで「思考」が切り替わり、
「感情」が後からついてきたんです。

これはまさに心理学で言う ジェームズ=ランゲ理論 の好例です。
この理論では、「人は感情を感じるから動くのではなく、
動いた結果として感情が生まれる」とされています。

最初に「やる気」を待つのではなく、
“とりあえず動く”ことで感情が追いついてくる。
つまり、感情は「体の反応」をきっかけにスイッチが入るんです。
僕自身もローギヤの法則と名づけています。
とにかく最初の一歩を踏み出す感覚です。
ジム行くのがが面倒だなと思っても着替えてジムに行くだけでOKにする。
そうするとせっかくきたんだから軽く汗を流そうというように変化していくんです。


3. 感情が沈んだときは「体」で補う

やる気が出ないとき、私たちはつい頭で考えがちです。
でも、思考は感情の影響を受けやすいので、
気分が落ちているときほど正しい判断がしにくくなります。

そんなときは、頭で考えるより体を動かすことが先

散歩する。
深呼吸をする。
ストレッチをする。

それだけで、脳内では「セロトニン」や「ドーパミン」が分泌され、
自然と心が前向きに戻っていきます。

この現象を説明するのが ボディフィードバック理論
姿勢や表情、行動が脳に影響を与え、感情の方向性を変えていくという考えです。

つまり、「やる気があるから動く」ではなく、
「動くからやる気が生まれる」
人間は、そんなふうにできています。


4. 思考が止まったときは「感情」で補う

一方で、「頭ではわかってるのに整理できない」「考えがまとまらない」とき。
こういうときは、無理に思考をコントロールしようとせず、
感情を感じることが大切です。

「不安」「焦り」「期待」――どんな感情でも構いません。
自分が何を感じているのかを、言葉に出すだけで思考が整っていきます。

感情を押し殺すより、
「今は落ち込んでるな」「疲れてるな」と認めることで、
脳は冷静さを取り戻します。

感情が流れれば、思考も自然に動き始める。
これは「感情 → 思考 → 行動」の健全な流れです。


5. 体が疲れているときは「思考」で整える

逆に、体が疲れて動けないときは、思考で自分を守ることが大切です。

「今日は頑張らない日」
「しっかり休むのも、次のための行動」

と、自分に言葉で許可を出すことで、心も体も安心します。

このときの思考は、単なる理屈ではなく優しい声であることが大事。
厳しく叱るよりも、自分を受け入れることで回復が早くなります。


6. どれかが欠けても、他で補えばいい

感情・思考・身体の3つは、
どれかが完璧である必要はありません。

  • 感情が不安定なら、体を動かす。

  • 思考がまとまらないなら、感情を言葉にする。

  • 体が疲れたなら、思考で休ませる。

このように、欠けた部分を別の要素で補うことで、
人は何度でも立ち直れる。

そして一度バランスを取り戻すと、また自然に前に進めるようになります。


7. 美容師として感じる「動くことの大切さ」

美容室の現場でも、同じことが起きます。

朝、気分が乗らない日。
なんとなく集中できない日。

そんなとき、僕はあえて体を動かします。
タオルをたたむ、鏡を拭く、椅子を整える。

すると、不思議と心が整ってくる。
お客様と話す声のトーンも自然に上がり、
「よし、やろう」という気持ちが戻ってくる。

動くことで、感情と思考が再びつながる。
これは、僕自身が何度も体験してきたリセットの方法です。


8. まとめ

やる気が出ない日も、落ち込む日もあって当たり前。
そんなときこそ、3つのつながりを思い出してください。

  • 感情が沈んだら、身体を動かす

  • 思考が止まったら、感情を出す

  • 体が疲れたら、思考で休ませる

そして「とりあえず動いてみる」。
小さな行動が、思考を動かし、感情を引き上げてくれます。

体を動かすと、心がついてくる。
心が整うと、考え方が変わる。
考え方が変わると、行動が変わる。

それが、人が前に進む“本来のリズム”です。

運を味方にする 「なんとかなる」の本質前のページ

淡々とやる人の強さ 〜感情や思考に左右されず行動を続ける力〜次のページ

ピックアップ記事

  1. 心のエネルギーの向きで、人生は変わる

  2. 美容室経営の悩み「お客様」の獲得と定着について ──割引より関係づくりを優先する…

  3. 興味を広げて楽しみを見つけよう 。知識が増えるとイメージが湧き、好奇心が動き出す…

  4. 「楽しむ」がわからない人へ|頑張りすぎるあなたに伝えたい心の余白の作り方

  5. 限界を決めるのは自分次第 〜マインドブロックを外し、可能性を動かす〜

関連記事

  1. 目標設定

    欲しい未来を書き出す具体的な方法|行動につながる目標設定の第一歩

    こんにちは、GMラボのジンです。「自分の未来を変えたい」そう思って…

  2. 「鏡越しに自分を見つめる女性美容師のイラスト。理想と現実のギャップを表現」

    悩み

    第1回:なぜ美容師は辞めてしまうのか?

    【美容師の悩みと成長シリーズ】美容師として働く中で、多くの人が…

  3. 悩み

    新人でも売上をつくれる構造を仕組みに落とすと、教育は一気に楽になる

    こんにちは、GMラボのジンです。美容室経営をしていると、「新人教育…

  4. 目標設定

    目標設定の正しい手順が成果を左右する

    こんにちは、GMラボのジンです。目標を持って生活することはとて…

  5. 2分割構図のアニメ風イラスト。左側には20代後半の日本人女性が美容室の控室で悩んだ表情で椅子に座り、暗めのグレーの背景で考え込んでいる様子。右側には同じ女性が明るいサロンフロアで前向きな笑顔を見せ、一歩踏み出した雰囲気。髪に軽い風が入り、未来に向かう生命感のある表情。全体として“迷いから前進への変化”を表現した画像。

    悩み

    勇気とは「勇ましい気」が動き出す瞬間 行動する力を育てるために必要なこと

    今日は「勇気」について話したいと思います。勇気とは 勇ましい気 と書き…

  6. 目標設定

    フォーカスを変える|何に意識を向けるかで、人生は動き出す

    フォーカスを変える|何に意識を向けるかで、人生は動き出すこんにちは…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事
  1. 評価について 。見える評価と、本当に大切なもの
  2. 感性を磨いていきましょう! 美容師として、人として成長し続…
  3. 仕事始めに考える 。丙午の年をどう生きるか
  4. 1年の終わりに 。ありがとうを伝えたくて
  5. 感謝できる人は強い。応援されてきた1年を振り返る
  1. 夕方の街を静かに歩く日本人男性の後ろ姿と長い影が、淡々と続けることで信頼と精神力が育つことを象徴しているアイキャッチ画像

    悩み

    続ける人が自然と身につけている考え方。持続力は強い味方
  2. 朝の柔らかな光が差し込む美容室の店内で、黒髪ショートの30代日本人男性オーナーが椅子を丁寧に整えている。 背景には木の温もりを感じる内装と鏡、そして壁には小さな理念メモが貼られている。 全体に柔らかな光と影が広がり、温かく穏やかな雰囲気。 画像の右下には薄い緑の文字で「人が集まる場所を作りたい」と書かれており、前向きで優しい気持ちが伝わるアニメ風のイラスト。

    経営者の視点

    地元川口市に美容室をオープンした時に大切にしていた思いとは
  3. 目標設定

    抽象的な目標から測れる目標へ。
  4. 悩み

    「口が上手い」信頼される人と怪しまれる人の違い
  5. 二股の道の前に立ち、どちらの道へ進むべきか考えている30代日本人男性の後ろ姿を描いたアニメ風イラスト。左側の道は薄暗く惰性を象徴し、右側の道は明るい光が差し込む未来への道。全体は柔らかい光とパステル調の色合いで描かれ、『違いをもたらす違い。』という言葉が下部に表示されている。

    目標設定

    違いをもたらす違い 。目標設定で陥る「やった感」から抜け出す方法
PAGE TOP
目次