〜疲れる頑張りと、輝く頑張りの違い〜
こんにちは、GMラボのジンです。
同じ目標を持ち、同じように努力しているのに、
一人はいつも笑顔で、周りにも前向きな影響を与えている。
一方で、もう一人は疲れが滲み出ていて、どこか焦りやプレッシャーを感じさせる。
この二人の違いは、どこから生まれるのでしょうか?
努力の量でしょうか? それとも才能の差?
実は、そうではありません。
本当の違いは「心のエネルギーの向き」にあります。
「頑張る」にも種類がある
僕たちは小さい頃から「頑張ることは良いことだ」と教えられてきました。
努力、忍耐、我慢、根性──。
確かに、それらは大切な要素です。
しかし、大人になってから気づくのは、
「頑張っているのにうまくいかない」人もいれば、
「頑張っているのに疲れる」人もいるという現実。
世の中に疲れている人ってめちゃくちゃ多いと思いませんか?
疲れる事がいけないと言っているわけではありません。むしろ疲れた後のビールは最高です!
睡眠をとっても、休んでも疲れが取れない。ではその疲れの違いはなんでしょうか?
それは、心のエネルギーが“何のために”使われているかの違いです。
-
自分を信じて、理想に向かって動いている人。
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誰かに認められたくて、評価を追いかけている人。
どちらも頑張っているように見えますが、
前者は内側からエネルギーが湧き出ており、
後者は外側からエネルギーを借りている状態です。
外の評価に頼ると、心が疲弊する
美容室でもこんなことがあります。
お客様に褒められたスタッフが嬉しそうに帰る日もあれば、
たまたま予約が少なかっただけで、落ち込んでいる日もある。
その違いは、「自分の価値をどこで判断しているか」です。
他人の言葉に一喜一憂してしまうのは、
外の評価に心の燃料を依存しているサイン。
外からの評価は一時的なエネルギー補給にはなりますが、
それだけでは長く走り続けることはできません。
まるで“人の拍手で走るマラソン”のようなもの。
拍手が止まった瞬間、足も止まってしまう。
目標設定においてもこの違いは非常に重要なんです。
自分がやるのか。誰かの評価のためにやるのか。
もし何か取り組んでいる目標があるなら次の質問を投げかけてみると良いと思います。
「その目標は上司がいなくてもやりますか?」
自分を信じるエネルギーを持てる人は強い
一方で、他人にどう見られるかよりも、
「自分がどうありたいか」を軸に行動している人は、疲れません。
たとえば、スタッフの中には、
「結果を出したい」というより、
「自分が成長したい」と言葉にする人がいます。
そのスタッフは、失敗してもあまり落ち込まない。
悔しさはあっても、すぐに前を向く。
なぜなら、目標の中心が他人の評価ではなく、自分との約束だからです。
自分の努力を自分で認められる人ほど、エネルギーは枯れにくい。
自分を信じて頑張れる人は、まるで太陽電池のように、
外からエネルギーを「もらう」より、自分で生み出せる人なんです。
「心のエネルギー」は、どこから湧くのか?
心のエネルギーには2つの方向があります。
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愛と信頼から生まれるエネルギー(プラス)
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不安と恐れから生まれるエネルギー(マイナス)
前者は「やりたい」「挑戦したい」「誰かを喜ばせたい」という気持ち。
後者は「失敗したくない」「怒られたくない」「認められたい」という気持ち。
どちらも動機としては成立しますが、
マイナスのエネルギーは燃え尽きるのが早い。
プラスのエネルギーは心を育て、
マイナスのエネルギーは心を削ります。
自分を愛せているかどうか
「自分を大切にする」
──これはスピリチュアルな話ではなく、心理的な現実です。
自分を愛している人は、
心が安定していて、他人を羨まない。
自分を認められるから、人にも優しくできる。
逆に、自分を責めている人は、
どれだけ成果を出しても満たされません。
周りの評価が気になって、休むことにも罪悪感を感じてしまう。
結果、エネルギーは「足りない」「まだまだ」と自分を追い込む方向に使われてしまう。
エネルギーを“内側から”作る3つのステップ
心のエネルギーを外に漏らさず、自分の中で循環させるためには、
次の3つの意識がとても大切です。
-
「なぜこの目標を持ったのか?」を思い出す
→ 誰かのためではなく、自分の“本音”を確認する。 -
「今できていること」を認める
→ 成果ではなく、行動や姿勢に目を向ける。 -
「完璧より継続」
→ うまくいかない日もある。それでも続ける自分を肯定する。
この3つを意識するだけで、心のエネルギーの流れが変わります。
目標は達成するもの”から育てていくものに変わるのです。
心のエネルギーが循環している人は、周りも元気にする
美容室の現場でよく感じるのは、
元気な人の周りには、自然と笑顔が集まるということ。
スタッフ同士の会話、練習会の雰囲気、
お客様とのやり取りまで、すべてが明るくなる。
それは技術力や立場ではなく、
その人の「心の状態」が波及しているんです。
だから僕は、スタッフ教育でも「心の整え方」を重視しています。
心のエネルギーが循環している人は、
結果を出すスピードも、続ける力もまったく違います。
最後に:心の中にいる4人を思い出してほしい
心のエネルギーを安定させるには、
心の中にいる4人──
以前のブログに詳細が載っていますのでまだ読んでいない方はこちらも読んでみてください。
子ども(情熱)/母(安心)/父(方向性)/大人(冷静さ)
のバランスが大切です。
この4人が仲良く支え合っている人は、
頑張っても疲れず、努力を楽しめる。
なぜなら、心の中で“信頼”が循環しているからです。
まとめ
同じ目標に向かっても、輝く人と疲れる人がいる。
違いは「どんな心で頑張っているか」。
人の評価で頑張るのではなく、
自分を信じ、自分を愛しながら進む。
それが、本当の意味での「努力」なのかもしれません。
心のエネルギーの向きが変わるだけで、
人生の景色はまったく違って見えてきますよ。
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