こんにちは、GMラボのジンです。
どんなに意志が強い人でも、
「今日はやる気が出ない」「集中できない」
そんな日があると思います。
でも、それは怠けではありません。
人は機械ではなく、波の中で生きているからです。
呼吸も、鼓動も、感情も、すべてがリズムで動いています。
そのリズムに逆らえば疲れ、
調和すれば自然と進める。
今日は、バイオリズムを味方にした目標達成の考え方をお伝えします。
人は機械ではなく、波の中で生きている
「いつも全力で頑張ることが正しい」と言われがちな時代。
でも、本当にずっとアクセルを踏み続けられる人はいません。
人の体も心も、波のように上がったり下がったりを繰り返しています。
呼吸もそう。吸って、吐いて、また吸う。
これが自然なリズム。
波のない海が存在しないように、
人の成長にもリズムがあります。
大切なのは「上がる時期を活かし、下がる時期を整える」こと。
波をコントロールするのではなく、
波に乗る感覚を持つことが、淡々と続ける鍵です。
リズムを無視すると、努力が空回りする
たとえば、夏に厚手のコートを着て、冬にTシャツ一枚で出かける人がいたとどうでしょうか?
それと同じように、心にも季節のようなものがあります。
気分が沈んでいるときに無理をして頑張るのは、
まるで真夏にマラソンをしているようなもの。
一時的には進んでいるようでも、
やがて熱にやられて動けなくなってしまう。
リズムを無視した努力は、結果的に遠回りになるんです。
逆に、自分の調子の波を理解しておけば、
自然体で進むタイミングと整えるタイミングが見えてきます。
無理に頑張るより、リズムに沿って動く方が、ずっと速く進める。
第3章 超日リズム(90分サイクル)を味方にする
1日の中にも小さなリズムがあります。
それが「超日リズム」。
人間の集中力は、およそ90分ごとに波を描くといわれています。
つまり、90分集中したら、15分休むのが理想。
「集中できない」と悩む人の多くは、
この“波の切れ目”に無理をしているんです。
たとえば美容師なら、
カット練習を1時間半集中したら、
次の15分は手を止めて、お茶を飲む、体を伸ばす。
それだけで、次の90分の集中力がまったく違ってきます。
淡々と続ける人は、この波を自然と読んでいます。
頑張ることよりも、休むタイミングを知っているんです。
季節のバイオリズムと行動テーマ
自然界には大きなリズムがあります。
四季の移ろいも、人のバイオリズムに深く関係しています。
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春:新しい挑戦の季節(芽吹き)
→ 新しいことを始めるのに最適。行動エネルギーが高まる。 -
夏:勢いの季節(成長期)
→ アウトプットを増やし、人との関わりも活発に。 -
秋:整理と見直しの季節(収穫期)
→ 成果を振り返り、改善点を見つける。 -
冬:静けさと充電の季節(休息期)
→ 考える時間。新しい構想を練る。
一年を通して、どの季節にどんなテーマを置くか。
これを意識するだけで、目標が自然と続く設計になります。
目標を立てる時は「春の勢い」と「冬の静けさ」をセットにして考える。
自分のバイオリズムを知る方法
バイオリズムとは「自分の波を知ること」。
感情や集中力の変化には、必ずパターンがあります。
それを観察することで、行動のリズムを整えることができます。
① 1日のリズムを観察する
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朝型か夜型かを知る。
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いつが一番集中できる時間帯かを記録する。
→ 1〜2週間続けるだけで、自分の“ゴールデンタイム”が見えてくる。
② 体調・気分・行動を簡単にメモする
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「3日調子がいい → 2日少しだるい」など、周期がわかる。
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食事・睡眠・ストレスの影響を見える化。
→ 無意識のリズムを“意識化”できる。
③ 季節や天気の変化を感じ取る
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「雨の日は静かに考える」「晴れの日は動きたくなる」など、
自然との関係を観察する。
→ 自分に合った“天気のリズム”も発見できる。
④ 年単位で自分の流れを振り返る
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「毎年春は調子が良い」「秋に疲れやすい」など。
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自分の“年間波形”を知れば、次の計画に活かせる。
バイオリズムを知ることは、
自分のコンディションをコントロールする第一歩です。
リズムに逆らわず、波を活かす生き方
波には上も下もあります。
そして大きく上がる時や大きく下がる時もあります。
でも、どちらも必要な時間なんです。
下がったときに焦らない人は、上がったときも調子に乗らない。
淡々とやる人は、無意識で波を感じて動いていると思います。
やる気がない時期は、「整える時期」。
勢いが出る時期は、「動く時期」。
そのどちらも、自分に必要な流れ。
リズムに逆らわず、波を信じて生きる。
それが一番、自然で持続する生き方。
まとめ
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人は波の中で生きている。
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リズムを無視すると、努力が空回りする。
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超日リズム(90分サイクル)を活かして行動を設計する。
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季節のリズムに合わせて、行動テーマを変える。
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バイオリズムを観察して、自分のペースを知る。
「頑張る」と「休む」。
「進む」と「整える」。
どちらも同じくらい大切な“リズム”です。
ペースを保てる人が、最後に勝つ。
自然に逆らわず、リズムの上で生きよう。
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